SPEED復活コンサートの映像に寄せて


2001年10月6日(土)、兵庫県・淡路島国営明石海峡公園予定地内特設会場において、一日限定でSPEED復活コンサートが行われました。その模様が、10月28日(日)「SPEED夢の復活!〜一夜限りのコンサート」(東海テレビ16:00〜17:25)として放送されました。2万4千人を集めた野外コンサートで、SPEEDの4人は当時の名曲を披露、さすがの舞台を見せていただきました。

さて、2000年3月31日に解散していらい、SPEEDが歌うことは当然ありませんでした。その間にもミュージックシーンはいろいろな出来事があり、今や2000年以前のことが古き良き時代とまで思えるくらいテレビの中の音楽がつまらなくなってしまいました。そんな私から見て、その放送はまさに一時代を築いたあのSPEEDそのままの姿を見せてくれました。そう、一年半のブランクがありながら、SPEEDあの時代をそのまま今に持ってきてしまったのです。

なぜこのようなことが可能だったのでしょうか。たぶん、解散したこと自体が4人にとっていい結果だったのではないかと思えるのです。つまり、SPEEDをいさぎよく切って捨て、ソロ活動に本腰を入れたからこそ、全盛期を今に見せられるだけの実力を維持してきたのです。あえていえば、全盛期に解散していなければ、あのコンサートは実現できなかったのです。もしやったとしても、懐かしいだけの存在になっていたでしょう。

今の状態に満足せず、さらに上をめざす。こうすることによってのみ、実力を維持することができるのです。人を感動させるだけのステージをいつまでもやり続けるためには、「絶えず変わり続ける」ことが必要なのです。全盛期を古き良き時代に追いやるだけのスピードで新曲を出し続けることで、「いつまでたっても全盛期」という矛盾した目標を実現できてしまうのです。

なぜ浜崎あゆみが、モーニング娘。が、hitomiが、今でもあれだけのステージをできるのか、その答えをSPEEDは実践したのです。そして、これからも変わり続けることで、もう一度あのステージを実現していただきたいものです。

2001.10.28

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