極私的感銘作品集(vol.13)

このページでは、私が実際に聞いたJ-POPのなかからいくつかをとりあげ、

いろいろ書いていくものです。


ESCAPE(MOON CHILD)

都会、それは何があるか分からない混沌に通じています。そして私を(あえて単数形で表記

したのは、そうでない人がいるからです)惹きつけてやまないのです。何があるか分からず、

生きて帰れるかどうかも分からない危険な空間であり、汚い空間であるはずなのに、なぜだか

私はその存在を許容してしまうのです。いや、私はそういうところにこそ住んでみたいのです。

 

頼れるものは自分の感覚だけ、そんなところに生きている実感を感じるのかもしれません。

そういう状況になったとき真っ先に死んでしまうはずなのに。

 

どうも私は”混沌”という状態が好きなのではないかと感じたのは、ESCAPEを聞いてからです。

なにしろ、私はドラマ嫌いでして、ラスト15分を見るのも絶えられない体なのです。しかし、この

曲がかかっていた日テレ系土曜9時「FIVE」は3話からラストまで通して見てしまったくらいです

から。

 

あのドラマは、「金田一少年の事件簿」とならんで私の中で珍しくヒットしました。推理小説

でもないので本当に不思議です。それくらい混沌が好きなのかもしれません。

 

そういえば、新宿歌舞伎町ってそういうイメージありますよね。そこから椎名林檎にはまった

のかもしれません。

作詞・作曲:佐々木収 編曲:MOON CHILD、今井裕

エイベックス・ディー・ディー(株) AVDD-20187 1997/05/28


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