このページでは、私が実際に聞いたJ-POPのなかからいくつかをとりあげ、
いろいろ書いていくものです。
ESCAPE(MOON CHILD)
都会、それは何があるか分からない混沌に通じています。そして私を(あえて単数形で表記
したのは、そうでない人がいるからです)惹きつけてやまないのです。何があるか分からず、
生きて帰れるかどうかも分からない危険な空間であり、汚い空間であるはずなのに、なぜだか
私はその存在を許容してしまうのです。いや、私はそういうところにこそ住んでみたいのです。
頼れるものは自分の感覚だけ、そんなところに生きている実感を感じるのかもしれません。
そういう状況になったとき真っ先に死んでしまうはずなのに。
どうも私は”混沌”という状態が好きなのではないかと感じたのは、ESCAPEを聞いてからです。
なにしろ、私はドラマ嫌いでして、ラスト15分を見るのも絶えられない体なのです。しかし、この
曲がかかっていた日テレ系土曜9時「FIVE」は3話からラストまで通して見てしまったくらいです
から。
あのドラマは、「金田一少年の事件簿」とならんで私の中で珍しくヒットしました。推理小説
でもないので本当に不思議です。それくらい混沌が好きなのかもしれません。
そういえば、新宿歌舞伎町ってそういうイメージありますよね。そこから椎名林檎にはまった
のかもしれません。
作詞・作曲:佐々木収 編曲:MOON CHILD、今井裕
エイベックス・ディー・ディー(株) AVDD-20187 1997/05/28
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