やっぱり目をそらせない椎名林檎を正面から見据えて
正体をみれたらいいな、というわけで書いています。
椎名林檎ミリオンセラーへの道（３）
ところで、『ここでキスして。』はいったいどれだけ売れたのでしょうか。気になって調べて
みました。（該当データが出ているオリコンから引用）
| 題名 | 発売日 | 初動売り上げ （週間推定） |
| ここでキスして。 | 1999/01/20 | 33,100 |
| 無罪モラトリアム | 1999/02/24 | 227,210 |
| 本能 | 1999/10/27 | 237,910 |
| 幸福論(12cm) | 1999/10/27 | 40,150 |
なお、該当するオリコンが手元にないので『幸福論』（1998/05/27発売）、『歌舞伎町の女王』
（1998/09/09発売）に関してはデータを出せませんでした。ただ、『幸福論』に関してはオリコン
にチャートインした記録がないので売れていないことは分かります。
これを見ていると、着実に売上が伸びていることが分かります。『無罪モラトリアム』の頃には
すでに先端的音楽ファンの間では話題になっていて、アルバムという事からも当然の売上と
いえます。しかし、『無罪モラトリアム』の後にシングルを出してないのに『本能』の初動が
20万枚を突破してしまうのはびっくりしました。それだけ必死でファンが口コミ情報を流して
いた証といえるでしょう。
『幸福論(12cm)』に関しては東芝EMIが発売前出荷を絞った結果であるという話が伝わって
います。これは『本能』に比べて在庫が明らかに少なかったことからも立証できるでしょう。
さすがに昔の曲をリメイクして出したからといって新曲並に売れるとは考えにくいですからね。
さて、2000年１月26日に『罪と罰』『ギブス』２枚同時発売が待っています。今度は『本能』程度
には出荷するでしょうから、どれだけ売れるか楽しみなくらいです。相手はモーニング娘。を
はじめ名の通ったアーティストですから、オリコンの順位も焦点のひとつになりますね。
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